- 日時:2017年3月11日(土)、12日(日)
- 場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館1F カンファレンスルーム
- 参加費:会員なし/非会員は300円が必要
※会場が当初お知らせしていた場所から変更しています。
第1日目:2017年3月11日(土)
- 【総会】(於:創思館404教室)
※会場が当初お知らせしていた場所から変更しています。
開催趣旨
イマジュリィ”とはイメージ図像を指すフランス語で、挿絵・ポスター・絵はがき・広告・漫画・写真など大衆的な図像の総称として用いられます。大正イマジュリィ学会は、日本の視覚文化を考える上でも重要な、大正時代を中心とする20世紀初頭をクロース・アップし活動してきました。今回は“イマジュリィ”の宝庫でもある大阪をテーマにしたシンポジウムを、大正時代に麗な姿を現した大阪市中央公会堂(1918年竣工、国指定重要文化財)で開催いたします。
江戸時代から近現代にかけて大阪は、経済力を背景とした都市経営や都市基盤の整備、文化、出版・マスコミ・宣伝などの情報産業の発達、五座を謳われた道頓堀などの芝居の賑わい、個性的な作家や美術家、音楽家の活動など、ユニークな特質を発揮した都市でした。しかしまた、大阪が生み出した多種多様な“イマジュリィ”をみると、印刷・広告など「実用の世界」と、宝船交換会に象徴される趣味家による“道楽”とも呼ばれた「趣味の世界」が、入れ子細工のように組み合って全体が形成されています。東京や京都と比較したとき、西洋から移入された近代的概念である“芸術”は、大阪のどの辺りに位置し、どのように呼吸していたのでしょうか。
シンポジウムでは、「三都」に数えられながらも、東京、京都とは異質な大阪の都市文化が生み出した“イマジュリィ”を様々な角度からとりあげ、“イマジュリィ”研究の現状・課題を問題提起します。
休憩(15:20〜15:30)
休憩(17:00〜17:10)
パネルディスカッション(17:10〜18:00)
懇親会
内容に変更がございましたので更新いたしました(2016/02/15)
International Symposium on Yumeji TAKEHISA Thinking of Yumeji Takehisa: Toward a New Perspective
岡山生まれの詩人・画家・デザイナーとして名高い竹久夢二(1884-1934)が、生活のなかの美を目指す「港屋絵草紙店」を開店したのが1914年。夢二作品は100年を経て、ようやく歴史研究の対象となりつつある。おりしも昨年春にアムステルダムで初めて欧米での夢二展が開催された。また昨年暮にはアメリカ制作の油彩画も里帰りした。永遠に至る「芸術」ではなく身近な儚い美に注目したその現代的意義を、日本と世界に向けて考える。
サントリー文化財団研究助成プロジェクト第5回国際シンポジウム
「東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論」
休憩(14:50〜15:00)
休憩(16:30〜16:40)
休憩(14:20〜14:30)
休憩(15:50〜16:00 )
主催:広告レトリック研究会(科学研究費助成事業[基盤研究 C]研究代表者・岸文和) 共催:大正イマジュリィ学会
助成:公益財団法人サントリー文化財団
後援:一般社団法人美術フォーラム 21
サントリー文化財団研究助成プロジェクト第4回国際シンポジウム
「東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論」
休憩(15:50〜16:00)
休憩(13:50〜14:00)
主催:広告レトリック研究会(科学研究費助成事業[基盤研究C]研究代表者・岸文和)
共催:大正イマジュリィ学会
助成:公益財団法人サントリー文化財団
後援:美術フォーラム21