大正イマジュリィ学会第41回研究会のお知らせ

日時:2017年12月23日(土)午後1時30分〜
場所:同志社大学今出川キャンパス徳照館2階第2共同利用室(エレベーターを降りて、右側の廊下を進んだところ)

資料検討会/テーマ:写真

コーディネーター:松實輝彦氏

  • 会員の写真関連の資料を持ち寄り、それらについての解説や意見交換、資料検討を行います。
  • 写真関連の資料をお持ちの方は、ぜひご披露ください。
  • 非会員の参加(資料持ち寄り)も可能です。
  • 資料持ち寄りをご希望の方は、事前に事務局まで資料の概要をお知らせください。

大正イマジュリィ学会第40回研究会のお知らせ

シンポジウム「大阪イマジュリィをもとめて? 百花繚乱 北野恒富とその芸術――本画、ポスター、挿絵、そして大阪――」

大衆的な図像“イマジュリィ”を研究する大正イマジュリィ学会は、昨年、“イマジュリィ”の宝庫・大阪をテーマにシンポジウム「アート? デザイン? 道楽? 大阪イマジュリィをもとめて」を開催しました。今回は「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」開催を機に、大阪画壇を代表する巨匠北野恒富のシンポジウムを開催します。
恒富は金沢に生まれ、新聞の版下を彫る彫刻師となりますが、画家を志して大阪で挿絵画家の稲野年恒に学びます。新聞小説の挿絵やポスターで頭角をあらわし、やがて本格的な日本画家として大阪画壇の中心で活躍しました。大正美術会や大阪美術展、大阪茶話会設立に関与したほか、日本美術院再興に参加して同人となり、画塾白耀社で後進育成にも力を注ぎます。また、谷崎潤一郎の小説挿絵や、アールヌーヴォー調のポスターほか印刷全般にも携わるなど、大阪らしい画家でした。
シンポジウムでは、展覧会に携わったメンバーを中心に恒富の芸術と大阪の“イマジュリィ”を探ります。

[プログラム]

大正イマジュリィ学会第14回全国大会のお知らせ

※会場が当初お知らせしていた場所から変更しています。

第1日目:2017年3月11日(土)

  • 【総会】(於:創思館404教室)
第39回研究会(於:創思館1Fカンファレンスルーム)13:45〜
  • 「エレクトロポリス京都1915 ー大正大礼とイルミネーション」
  • 明治20年代における石版画画工有山定次郎が目指した視点ーその歩みとエピソードを基にー」
    • 発表者:松尾昌子
  • 「仁丹のある風景:戦前における仁丹町名表示板の設置状況とその経緯」 
  • 「雑誌『野球界』における野球表象」
  • 「戦時下における年少者の身体表現ー『少年倶楽部』と『少女倶楽部』の表紙絵分析を通してー」

第2日目:2017年3月12日(日)

シンポジウム「複製」(於:創思館1Fカンファレンスルーム)13:00〜
  • 基調講演
  • 特別講演
    • (演題)コロタイプ印刷について
      • (講師)鈴木巧(便利堂社長)(予定)
  • 《パネルディスカッション》
  • 全体討議
    • 登壇者:鈴木巧、熊田司、山田俊幸
      • 司会:内村周(西宮市立大谷記念美術館)

大正イマジュリィ学会第38回研究会:資料検討会のお知らせ

あれやこれや・がやがや「実物イマジュリィ資料」を見て語りあう会

  • 日時:2016年12月7日(水) 13:00-15:00
  • 会場:同志社大学今出川校 徳照館2階第一共同利用室
【テーマ1:銅・石版印刷の行方を考える】

明治から大正にかけては、複製芸術の印刷の質が大きく変わりました。今回は、それに焦点を当てて、研究資料を持ち寄りたいと思います。もちろん参考としての木版印刷も可です。また、皆で検討してもらいたいものの持ち込みもOK。「みんなで鑑定会」をしましょう。(担当:熊田司)

【テーマ2:自由資料展示】

自分でも分からないもの、ちょっと誰かに見せたいものを展示します。各自5分ほどの説明をして下さい。(担当:山田俊幸

大正イマジュリィ学会第37回研究会のお知らせ

シンポジウム:アート? デザイン? 道楽?―大阪イマジュリィをもとめて

  • 日時:2016年7月31日(日)15時から(受付開始14時30分)
  • 場所:大阪市中央公会堂3階小集会室
  • 主催:大正イマジュリィ学会
  • 後援:大阪市
  • 参加費:無料
  • 定員:100名 事前申し込みは不要ですが、満席の場合、入場できない場合があります。
プログラム
  • 趣旨説明(15:00〜15:10)
  • 特別講演(15:10〜16:10)
    • 肥田晧三「大阪・大正イマジュリィ」
  • 休憩:(16:10〜16:20)
  • 報告(16:20〜17:40)
  • ディスカッション(17:40〜18:40)
    • 司会 菅谷富夫(大阪新美術館建設準備室)

開催趣旨
 イマジュリィ”とはイメージ図像を指すフランス語で、挿絵・ポスター・絵はがき・広告・漫画・写真など大衆的な図像の総称として用いられます。大正イマジュリィ学会は、日本の視覚文化を考える上でも重要な、大正時代を中心とする20世紀初頭をクロース・アップし活動してきました。今回は“イマジュリィ”の宝庫でもある大阪をテーマにしたシンポジウムを、大正時代に麗な姿を現した大阪市中央公会堂(1918年竣工、国指定重要文化財)で開催いたします。
 江戸時代から近現代にかけて大阪は、経済力を背景とした都市経営や都市基盤の整備、文化、出版・マスコミ・宣伝などの情報産業の発達、五座を謳われた道頓堀などの芝居の賑わい、個性的な作家や美術家、音楽家の活動など、ユニークな特質を発揮した都市でした。しかしまた、大阪が生み出した多種多様な“イマジュリィ”をみると、印刷・広告など「実用の世界」と、宝船交換会に象徴される趣味家による“道楽”とも呼ばれた「趣味の世界」が、入れ子細工のように組み合って全体が形成されています。東京や京都と比較したとき、西洋から移入された近代的概念である“芸術”は、大阪のどの辺りに位置し、どのように呼吸していたのでしょうか。
 シンポジウムでは、「三都」に数えられながらも、東京、京都とは異質な大阪の都市文化が生み出した“イマジュリィ”を様々な角度からとりあげ、“イマジュリィ”研究の現状・課題を問題提起します。

大正イマジュリィ学会第13回全国大会のお知らせ

第1日目:3月25日(13:00〜18:00)

サントリー文化財団研究助成プロジェクト第6回国際シンポジウム「東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論」
  • 「中間報告――東アジアにおける日本製商品の広告表象」(13:00〜13:20)
  • 「「中将湯」広告と性的感覚〜もう一つの女性表現をめぐって〜」(13:20〜13:50)
  • 「流行を生み出す森下仁丹の広告―1920,30年代の東京朝日新聞を中心に―」(13:50〜14:20)
    • 発表者:南出みゆき(天門美術館特任研究員)
  • 「味の素広告における〈幸福〉のイメージ」(14:20〜14:50)
  • 「ハイカラという幻想ー赤玉ポートワインの広告展開ー」(14:50〜15:20)

休憩(15:20〜15:30)

  • 「中国20世紀初期の広告:図像の種類と系譜」(15:30〜16:15)
    • 発表者:湯筠氷(復旦大学芸術設計系准教授)
  • 「中国20世紀初期の広告:図像の表現と寓意」(16:15〜17:00)
    • 発表者:胡平(東南大学芸術学院教授)

休憩(17:00〜17:10)
パネルディスカッション(17:10〜18:00)

懇親会

第2日目:3月26日(10:00〜17:00)

常任委員会】於:同志社大学良心館320教室(10:00〜11:20)
【総会】(於:同志社大学良心館305教室)(11:30〜11:50)
昼食(11:50〜12:50)

国際シンポジウム発表(前日の続き)
  • 「中国における日本仁丹の広告戦略」(12:50〜13:50)
第36回研究会

レクチャー

  • 「〈少女〉誕生の周辺」(13:50〜14:30)

休憩(14:30〜14:45)
研究発表

  • 「個人蒐集家と画家 〜江戸清吉と小川千甕〜」(14:45〜15:30)
    • 発表者:安田容子(東北大学災害科学国際研究所)
  • 明治40年における〈日本太古の住民〉―東京勧業博覧会の太古遺物陳列場とコロボックル想像図」(15:30〜16:15)
    • 発表者:藏田愛子(東京大学大学院文化資源学研究専攻博士課程)
  • 「婚礼調度をプロデュース――百貨店広告に見る近代の嫁入り」(16:15〜17:00)

国際シンポジウム「竹久夢二研究の現在:世界に向けて」のお知らせ

内容に変更がございましたので更新いたしました(2016/02/15)

夢二国際シンポジウム「竹久夢二研究の現在:世界に向けて」

International Symposium on Yumeji TAKEHISA Thinking of Yumeji Takehisa: Toward a New Perspective

岡山生まれの詩人・画家・デザイナーとして名高い竹久夢二(1884-1934)が、生活のなかの美を目指す「港屋絵草紙店」を開店したのが1914年。夢二作品は100年を経て、ようやく歴史研究の対象となりつつある。おりしも昨年春にアムステルダムで初めて欧米での夢二展が開催された。また昨年暮にはアメリカ制作の油彩画も里帰りした。永遠に至る「芸術」ではなく身近な儚い美に注目したその現代的意義を、日本と世界に向けて考える。

  • 主催:岡山大学文学部
  • 共催:夢二学会
  • 後援:美術史学会、明治美術学会、大正イマジュリィ学会(後援依頼中)
  • 助成:公益財団法人 両備檉園財団
  • 特別協賛:夢二郷土美術館
プログラム

司会:上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)

休憩10分

  • 新資料報告
  • パネリスト
    • Sabine SCHENK (Ludwig-Maximilians-Universität München):アムステルダム夢二展報告
    • 直井乃ぞみ(Yale-National University of Singapore College):アムステルダム夢二展報告
    • 荒木瑞子:夢二をめぐる人々(夢二と岡山)
    • 金英順(韓国釜山市立美術館館長):韓国からみる夢二作品