展覧会「日本のポスター芸術ー明治・大正・昭和の女性たちー」(平田本陣記念館)のお知らせ。

以下の展覧会案内をいただきました。

日本のポスター芸術ー明治・大正・昭和の女性たちー

日本でポスターが作られはじめた明治期から、女性の姿をあしらった美人画ポスターは、日常の風景に華を添えてきました。美しい衣装を身につけた人気の女優や令嬢がモデルとして起用されたものや、中には著名な画家が原画を手がけたものもあり、当時の人々の関心の高さがうかがえます。高度な印刷技術で色彩豊かに刷り上げられたポスターは、単に広告としての役目を果たすだけでなく、芸術作品として鑑賞され、蒐集される対象でもありました。
本展は飲料メーカーのポスターを中心に、500点を超える作品を所蔵するサカツコーポレーション(本社名古屋市)のコレクションの中から、精選した50点を公開する中国地方初の展覧会です。大広告主として存在した飲料メーカーのポスターには、女性が主題となっているものが多く、そこには憧れの女性像や当時の流行、社会情勢をも読み取ることができます。今では制作元企業にもない作品や現存していないメーカーのポスターなども含まれる、ポスター芸術をご堪能下さい。