【目次】
十年目を迎える『大正イマジュリィ』(会長 島本浣)
- シンポジウム報告:ポスター語りのポリフォニー――ポスター論の可能性に向けて――(熊倉一紗)
- 美人画とポスターの概念分析(加島卓)
- 美術館とポスター――私たちは何を、何のために集めているのか――(植木啓子)
- 陶冶としてのポスター――選挙啓発ポスターコンクールのねらい――(熊倉一紗)
論文
- 津田青楓の図案の変遷――京都時代のデザインについて――(大平奈緒子)
- 武者小路実篤の色紙と文人画――「花卉雑画」の系譜――(亀井祐美)
- 印行名を用いたポスターの制作年代の特定方法について――精版印刷会社を例として――(田島奈都子)
- 西野猪久馬の植物画制作に関する考察(藏田愛子)
資料紹介
- 大正期の地方都市における写真表現――金沢写友会『写友』掲載の作品について――(若山満大)
展覧会解説
- 「大正乙女の密やかな愉しみ」展(高畠麻子)
- 「没後五十年 野長瀬晩花」展(藤本真名美)
- 「サントリーポスターコレクションによるベルエポックのポスター」展(前川志織)
彙報(活動記録)二〇一四年一月〜二〇一四年十二月
発表要旨
「第十一回全国大会」
- 津田青楓の図案の変遷(大平奈緒子)
- 武者小路実篤の色紙と文人画――「花卉雑画」の系譜――(亀井祐美)
- 印行名を用いたポスターの制作年代の絞り込み方法について――精版印刷会社を例として――(田島奈都子)
- 明治・大正期の絵画関係文献に見る中国絵画観(河野道房)
- 旧そごう心斎橋本店・藤川勇造《飛躍》の像再考――商都の象徴としてのメルクリウスとかかわって――(橋爪節也)
「第三十二回研究会」
- 芸術写真の地方都市における展開――アマチュア写真団体・金沢写友会の活動を事例として――(若山満大)
- 植物知識の普及――西野猪久馬の図譜、挿絵を手がかりに――(蔵田愛子)
- 谷口香嶠が遺したもの――画塾「自邇会」出身画家の活動を中心に――(藤本真名美)