「大正イマジュリィ学会」第55回研究会開催のお知らせ

日時:2023年11月12日(日) 13:30〜
場所:同志社大学 新町キャンパス 臨光館(R201)
共催:デジタルアーカイブ学会

ミニシンポジウム:大正時代の「イメージ・アーカイブ(ズ)」

この「図像データベース」のデジタルアーカイブとしての展望を拓くべく、開かれた議論の端緒を得ることが本研究会の狙いである。もちろんこの公開には、大正期の大衆文化の視覚的側面を考える美術史的課題のみならず、社会学歴史学・メディア論などの多領域を横断する研究に資することが期待されている。しかしそれだけではない。同館の「地域文化拠点」としての役割や、アーカイブ(ズ)を「公共性が担保された、モノ(イメージ)の集合体」として捉えたときの備えるべきデジタルの機能要件に議論が発展する可能性がある。
具体的なセッションとしては、「誰の、何のためのアーカイブか」という観点から、大正時代における「イメージ・アーカイブ(ズ)」の“ようなもの”と現代の「イメージ・アーカイブ(ズ)」の比較検討を入り口に、大正期のイマジュリィ群のデジタルアーカイブにとっての重要性を共有し、幅広い活用の手立てを探りたい。(研究会担当:水島久光委員)

13:30〜 趣旨説明  前川志織(京都芸術大学
「大正時代の『イメージ・アーカイブ(ズ)』」
13:45〜 基調講演① 泉水英計(神奈川大学
       「日本常民文化研究所における絵引研究―その背景、所蔵資料、後継事業」
14:15〜 基調講演② 菊地 暁(京都大学
       「民俗写真家・芳賀日出男の軌跡と方法(リマスター版)」(仮)
14:45〜 休憩
15:00〜 報告① 高畠麻子(高畠華宵大正ロマン館)
       「『高畠華宵大正ロマン館所蔵近代日本大衆雑誌図像データベース』の
現状とその活用例」
15:15〜 報告② 水島久光(東海大学
       「大正イマジュリィを記録する」(仮)
15:45〜 ディスカッション

16:15  終了予定


【参加申し込みはこちら】(11月10日正午締め切り)