大正イマジュリィ学会第50回研究会

日時:2021年12月11日(土) 13:00〜17:45
会場:同志社大学良心館RY206教室
www.doshisha.ac.jp

研究発表(13:00〜)

  • 岸田劉生エッチング連作「天地創造」について―西洋美術への参照と版画認識をめぐって―
  • キャラメルを事例とした大正期におけるポケットサイズの紙小箱の意匠設計と携帯行為の大衆化の萌芽について
  • 杉浦非水の三越のポスターから見る様式の変遷
  • 近代図案史における児童雑誌の表紙の役割ー杉浦非水の手がけた『少年世界』を中心にー

講演会

  • 中山太陽堂&プラトン社のデザインについて:モダンガールを中心に
    • 三木学(文筆家・編集者)

【ご注意】
今回の研究会はハイブリッド形式で開催いたします。同志社大学の会場は、定員を40名とさせて頂きます。人数制限がございますので、会場で参加ご希望の方は、12月5日正午までに事務局にご連絡ください。


オンライン(Zoom)でのご参加をご希望の方は、以下のURLをクリックして、フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。折返し参加方法をご案内いたします。
https://forms.gle/kswHvHycqjktGwx37


なお、コロナウィルスの感染状況によりましては、開催方法変更の可能性もございます。ご了承ください。


ご不明な点などございましたら、事務局までご連絡ください。

大正イマジュリィ学会第18回全国大会のお知らせ

  • 日程:2021年3月13日、14日
  • ZOOMを使ったオンライン方式で開催します。

本大会は会員以外の方のご視聴も可能ですが、事前の申し込みが必要となります。非会員の方は、以下からお申し込みください。
後日、ZOOMのアドレスを事務局よりご連絡いたします。

ご不明な点等ございましたら、事務局(kasho@almond.ocn.ne.jp)までお問い合わせください。

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3月13日(土)第49回研究会(13:30〜15:45)

3月14日(日)シンポジウム「マンガの中の大正」(14:00〜17:00)

戦後のポピュラー文化のなかで、〈大正〉という時代は、何回も注目され、時にはブ ームを起こしてきました。しかし、その都度、注目されるポイントは異なっています。 時代としての〈大正〉は、その度違う点にフォーカスして表象され、新たな生命を与えられることを繰り返してきたとも言えるでしょう。今回はそれを「転生」という言葉で捉えてみたいと思います。「転生」は、行われる時代や人間とも大きな関わりがあります。誰が、いつ、どのような「大正」を生まれ変わらせてきたのか。本シンポジウムではマンガというメディアに絞って、それらを考えてみたいと思っています。
まずは、大阪の文芸におけるモダニズムを体現したと評されているプラトン社(1922~28)にあつまった人びとを描いて話題となった『エコール・ド・プラトーン』の作者、永美太郎氏に、制作の上で考えたことを講演してもらいます。その後、三 人の研究者が、三つの時代――1970 年代、90 年代、そして同時代――に発表されたマンガに、それぞれの視点から立ち向かっていきます。今〈大正〉を考えることは、現 代という時代を考えること。そのような観点からこのシンポジウムを企画しました。

問題提起
  • 転生する〈大正〉―ポピュラー文化における時代/歴史の表象
基調講演
  • 『エコール・ド・プラトーン』―時代マンガを描く時に考えたこと
    • 永美太郎(マンガ家)
発表
ディスカッション




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大正イマジュリィ学会第48回研究会

  • 日時:2020年11月22(日)13:30〜
  • 方法:ZOOMを使ったオンライン方式
研究発表
  • 「赤玉」をめぐるイメージ ―赤玉盃獲得写真競技会を中心に―
  • 紙小箱に印刷される図案の広告性についての考察ー嗜好品パッケージの図像と印刷技法を中心に
  • W. M. ヴォーリズが日本の家庭向けに販売した学校教育用ミーズナー製ピアノ―日米の広告比較から―
  • 『少女の友』の誌風と高橋真琴の少女像

会員には後日、ZOOMのURLをメールで連絡します。
非会員の方で研究会参加をご希望の方は、以下のフォームにご入力ください(申し込み締め切り:11月17日(水))。
https://forms.gle/Bc7MddL1Q7o2JAWN9

大正イマジュリィ学会第17回全国大会のお知らせ

懸案の新型コロナウイルス流行が収まりそうにない現状におきまして、3月14日15日に開催予定でした全国大会を「延期」することになりましたのでご報告申し上げます。ご迷惑おかけいたしますが、ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。今後の対応につきましては追ってお知らせいたします。

3月14日(土)

第48回研究会(13:00~)
  • 芦高郁子(京都工芸繊維大学大学院 博士後期課程)
    • 「赤玉」をめぐるイメージ ―赤玉盃獲得写真競技会を中心に―
  • 片倉 葵(首都大学東京大学院 博士後期課程)
    • 紙小箱に印刷される図案の広告性についての考察 ―嗜好品パッケージの図像と印刷技法を中心に―
  • 齊藤紀子(お茶の水女子大学基幹研究院 研究員)
    • W. M. ヴォーリズが日本の家庭向けに販売した学校教育用ミーズナー製ピアノ―日米の広告比較から―
  • 松尾昌子(東京工芸大学大学院芸術研究科 博士後期課程)

レクチャー「中之島について/周遊のみどころ」

中之島周遊都市見学

3月15日(日)

シンポジウム「大阪のイマジュリィ──ジャンクションとしての中之島

大正イマジュリィ学会では、昨年度より、近代日本における大衆的図像についての研究活動の一環として、国際日本文化研究センター機関拠点型基幹研究プロジェクト「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」との連携活動に取り組んでいます。今回は大阪市中之島を会場とし、同所を焦点として日本における近代都市の姿に迫ります。幕政期の中之島には、各藩の蔵屋敷が建ち並んでおり、その敷地が近代都市に相応しい施設──公園・ビヤホール・ホテル・銀行・病院・新聞社・大学・市庁舎・公会堂・図書館……──を育んできました。近年、特に大阪大学の移転以降、中之島は美術館・会議場といった国際都市に必要不可欠な施設を備えつつあります。本シンポジウムでは、この中州を地理的・物理的舞台として生じた、人・物・情報の交換の一端を、歴史的なスパンをもって──当の地理的範囲における変化に着目して──描こうとしています。具体的には、陸上と水上の運輸手段の転換、交通結節点=鉄道駅の役割の転換、運輸の対象に関する物から人(さらには情報?)への転換などが考えられます。専門家を3名お呼びし、とくに本学会の主要な関心である20世紀初頭からの100年に関し、かりそめながらも包括的な視点を獲得することを目指します。

パネルディスカッション(質疑応答含む)

  • パネリスト
  • モデレーター
    • 天内大樹

大正イマジュリィ学会第46回研究会のお知らせ

スケジュール

見学会
研究発表(13:15~ )
  • 中華民国期における日中近代デザインの交流と変遷── 陳之佛を中心に」
  • 「装いのなかの山岳風景 ─大正・昭和初期の着物における洋風柄の一考察」
  • 「福原信三のパリ̶̶都市表象の断片」
資料紹介/資料検討会(15:45~)
  • 「図案資料あれこれ~久保田米僊、津田青楓を中心に」

大正イマジュリィ学会第46回研究会のお知らせ

第一部

  • 日時:2019年8月3日(土)13:00~17:30
  • 場所:京都精華大学 黎明館L002教室

テーマ:大正イマジュリィ研究とデジタル・アーカイヴ

趣旨:戦前期日本の大衆的図像についての研究者やコレクター、アーカイブズ関係者が集まり、データベースやアーカイヴ(ズ)に関する基礎的な共通理解を深め、研究に活用していくにはどのような仕方があるのか、などを考える。

【内容】


【共催】広告レトリック研究会(科学研究費助成事業[基盤研究C]研究代表者・岸文和)
国際日本文化研究センター機関拠点型基幹研究プロジェクト
「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」

第二部

  • 日時」2019年8月4日(日)13:00~17:30
  • 場所:同志社大学 寒梅館6階 大会議室

戦間期東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論」国際シンポジウム総括公開円卓会議

  • テーマ「戦間期東アジアにおける大衆的図像の視覚文化論」国際シンポジウム総括

趣旨:大正イマジュリィ学会はこれまで、上記の機関・組織と連携して、合計9回の国際シンポジウムを開催してきた。そこで、第46回研究会において、円卓会議(ラウンドテーブル・ディスカッション)をオープン開催し、総括を行いたい。

話題提供者(五十音順/*は未確定)


【共催】 広告レトリック研究会(科学研究費助成事業[基盤研究C]研究代表者・岸文和)
国際日本文化研究センター機関拠点型基幹研究プロジェクト
「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」
【後援】 一般社団法人美術フォーラム21

企画展「イメージコレクター・杉浦非水展」のお知らせ。

東京国立近代美術館より以下の案内をいただきました。

「当館の非水作品の大部分を一堂に展示するのは19年ぶりとなります。
そのほか、非水のスクラップブックや旧蔵本、非水が撮影した16ミリフィルムの
デジタル化も行い、これらの資料類を初公開しています。
とくにフィルムは、交流の会った藤田嗣治とリュシー・バトゥ、
光風会の会員なども映っており、昭和初期の非水と翠子夫人の周辺や
時代背景を考える上でもとても興味深い資料となっております。

4月7日まで前期展示、作品を大幅に入れ替えまして
4月10日から5月26日まで後期展示となります。」

イメージコレクター・杉浦非水展

開催概要

日本のグラフィックデザインの創成期に、重要な役割を果たした図案家の杉浦非水。当館ではご遺族から一括寄贈された非水のポスター、絵はがき、原画など700点以上を収蔵しています。本展では三越のためのポスターや、数多く手がけた表紙デザインの仕事、原画やスケッチなど、19年ぶりに当館の非水コレクションを一堂に展示します。
さらに今回は、非水が手元に残した海外の雑誌やスクラップブック、16mmフィルムなど、貴重な旧蔵資料も初公開します。図案の創作にいたるまでの「イメージの収集家」としての側面に焦点をあて、杉浦非水の活動を改めて紹介します。

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